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ニンジャスレイヤー

ニンジャスレイヤー おすすめ(初心者向け)エピソード

ニンジャスレイヤーは現在判明しているだけで

「ネオサイタマを舞台とするEP1」

「キョートを舞台とするEP2」

という大きなエピソード2つが存在し、更にその中にいくつもの細かいエピソードが含まれている形となっている。
そして、現在Twitter上では「時系列順ではなく、極めてランダムな順番で」翻訳チームがそれらを投稿していく形を取っている。
ゆえに、仮に貴方がニンジャスレイヤーアカウントをフォローしても、時系列的にはめちゃくちゃな順番でエピソードが配信される事となる。

これに対して翻訳チームからは「深く考えず、読みたいエピソードを読んでニンジャ世界に浸ってくれ!」というメッセージが出ており、実際適当に読み進めているだけでも十分に面白いのだが、ここのところ(主にまどマギ関連のRTによって)ニンジャスレイヤー読者が大幅に増加したせいか「どのエピソードから読めばいいんだよ!」というツイートが散見されるようになった。

実際俺も最初の頃は「どれから読めばいいんだよ!」と思っていたので、このBlogを読んでくれているニンジャヘッズの為に(そんな人が何人居るのかは分からないが)
「俺的! 忍殺オススメエピソード」
を、ちょっとした解説つきでこのエントリーに記そうと思う。



★第2部「キョート殺伐都市」より
ゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘル


…2011年8月に投稿されたばかりのエピソード。
第1部でソウカイヤを壊滅させたニンジャスレイヤーが、次なる目標「ザイバツ・シャドーギルド」を目指してシンカンセン(あえて新幹線とは呼ばない)でキョートへ移動する中で起こった激戦を描く。
充実の戦闘描写と忍殺世界のサツバツさが見事に融合した結果、多くの名言を生み出した。

 このエピソードで特徴的なのは3人の主人公のザッピングだろう。
すなわち、本エピソードのサブ主人公的な役割を担うゾンビーニンジャ「ジェノサイド」と、そのジェノサイドに惹かれるゲイシャ・レディ「ユリコ」。そして我らがニンジャスレイヤー。

3人の主人公の視点が目まぐるしく切り替わりつつ、列車に乗り合わせた敵ニンジャ6人と死闘を繰り広げるのだが、戦いの影響でサイバー車掌が全滅し、列車は制御不能となってしまう。
強敵にてこずるニンジャスレイヤーとジェノサイド!
一般人ながら命をかけて彼らを支援するユリコ!
敵をすべて倒し、列車を止める事は出来るのか!
…と、本エピソードは実にスピード・緊迫感に溢れるものとなっている。

 本エピソードは

実際ゲイシャです!

俺は!ジェノサイドだ!

皆 さ ん を 守 る オ ム ラ 社 の マ シ ン ガ ン

など、名言がとにかく多い。本当に、1つ1つあげていくとキリがないくらいだ。
だが何よりニンジャヘッズの心に刺さったのは

何事も暴力で解決するのが一番だ

という極めて頭の悪そうな台詞だと思われる。
多分このエピソードを読めば、#NJSLYRタグで使われているスラングの半分くらいは理解できるようになるのではなかろうか。



★第1部「ネオサイタマ炎上」より
「レイジ・アゲンスト・トーフ」


wikiでも入門用としてオススメされている名エピソード。

勘違いしがちだが、忍殺の魅力は
「ニンジャスレイヤーと死闘を繰り広げる、個性豊かなニンジャ達」
だけではない。

「鼻持ちならないカチグミ」

「人生に疲れ切ったマケグミ」
といった一般人も大きな魅力の一つだ。

このエピソードのサブ主人公ともいえる「シガキ・サイゼン」は、まさに人生に疲れ切ったマケグミである。
勤め先のトーフ工場の事故で片腕を失った上に職まで失ってしまった墨絵師志望の男。
多額の借金を抱え、明日の生活はどうなるか分からない……
彼の人生はネオサイタマに降り注ぐ重金属酸性雨の如く、ねばつき、黒く淀んでいる。

そんな彼が一体どのような道を歩むのか?
ニンジャスレイヤーはどのように絡んでくるのか?

忍殺世界に生きる一般人を描き、
それらとは隔絶された世界で暗躍するニンジャ達を描き、
基本的な世界観の説明も怠らない。
色々な意味で本エピソードは入門用として最適であると言えるだろう。




★第2部「キョート殺伐都市」より
モータル・ニンジャ・レジスター


キョートに渡ったニンジャスレイヤーが、かつてサイタマを襲撃したザイバツニンジャ14人のうち実に10人を死神めいて次々とSATSUGAIしていくバトルロイヤル・ストーリー。

キョート中に14人の名前が書かれたビラがばらまかれ、リストに名が載ったニンジャが実際次々と殺されていく。勿論ニンジャを殺すのは他でもない、我らがニンジャスレイヤー!
強敵揃いのザイバツニンジャを粛々とあの世に送りこんでいくニンジャスレイヤー=サンは、まさに「ネオサイタマの死神」の面目躍如といったところだ。


 本エピソードの特徴は、なんといってもその戦闘描写の多さと個性豊かなザイバツニンジャの面々にある。

あるものは大物めいて登場しておきながらニンジャスレイヤーに瞬殺され、
あるものはニンジャスレイヤーに追われる恐怖で失禁し、
あるものは策を練って数人がかりでニンジャスレイヤーを倒そうとする……
人間には様々なタイプ、様々な性格、様々な事情があるのだが、それはニンジャになっても変わらないという事が良く分かるエピソードとなっている。

なお、本エピソードに出てくるニンジャで個人的に好きな奴は
「ジェットハルバード使いのビーフイーター=サン」と
「ケズリ・カラテ使いのディヴァーラー=サン」
の2名である。

ディヴァーラー=サンとの戦闘はとにかく格闘ゲームめいており、その手のゲーム経験者にはたまらないだろう。ここのところは文字で説明するのが難しいし、かといって引用するのも無粋なので、ご自分で読んで頂きたい。

一方、ビーフイーター=サンは戦闘描写よりもそれ以外の部分が素晴らしい。
彼はハルバードを得物とする為、狭所に弱い。その為、予め情報を集めていたニンジャスレイヤーに不意打ちを受けて狭所で戦う事となってしまう。

本来ならば「バカな悪役が不意打ちを受け、不得手なロケーションで戦う事となった」というただそれだけの話なのだが、ビーフイーターは違った!とんでもない名言を残したのだ!

あまりの感動っぷりにツイート1つをまるごと引用してしまったのだが、どうか許してほしい。
下記がまさにその名言である。


> ビーフイーターは腰に下げたトマホークを掴んだ。これはジェットハルバードの先端部で、長い柄の先にこのトマホークを接続するのが本当なのだ。不完全な状態であるが、閉所ではこの手斧形態で戦闘する事になる。だが「環境に文句を言う奴に晴れ舞台は一生来ない」というミヤモト・マサシの言葉がある!


環境に文句を言う奴に晴れ舞台は一生来ない
もう一度言っておこう。環境に文句を言う奴に晴れ舞台は一生来ない
全くもって名言である。
敵役の心情描写であえてこの名言を出してくるあたりがニンジャスレイヤー作者の非凡なセンスである、と自分は思う。

ビーフイーターは善戦したが、敵役・ザイバツニンジャであるがゆえに最終的にはニンジャスレイヤーに敗れ、爆発四散した。実に諸行無常だ。
しかしこの名言を残し、かつその名言に相応しい戦いを繰り広げてくれた彼こそ、本エピソードのMVPと言えるだろう。




以上、とりあえず3エピソードをあげてみた。

ニンジャスレイヤーのTwitterタグ「#NJSLYR」は、その性質上「直近のエピソードで出たスラングが多く使われる」傾向にある。
今で言えば

「ゲイのサディストだから」

がそれにあたるだろう。

上記3エピソードのうち、1番目と3番目はつい最近掲載されたばかりのエピソードであり、それゆえに#NJSLYRタグの中で劇中に登場した名言が使われる機会も多い。
「最近ニンジャスレイヤーを読み始めたけど、皆の話題についていけねーよ!」
という人は、是非一度上記エピソードを読んでいただきたい。
by Atrandom44 | 2011-10-29 19:46 | ニンジャスレイヤー

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by Atrandom44
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