6層にきたのですが、4の6層は……そのう、なんというか……
非常にユニークな雰囲気をお持ちでした……
本題に入る前に、世界樹を知らない人に向けてちょこっとだけ説明。
世界樹の迷宮は
「自分の好きな職業で5人PT(あるいは5人未満でもいい)を組み」
「MMORPGのように自分で好きなスキルを振りつつ」
「タッチペンを使って自分だけの地図を描きながら」
3Dダンジョンを進んでいく、ニンテンドーDS&3DS用のRPGです。
7月上旬に最新作の「世界樹の迷宮Ⅳ」が発売されました。
(上記バナーをクリックすると公式サイトへ)
世界樹のポイントの一つは「カワイイ絵柄」ですが、このカワイイ絵柄とは裏腹に難易度はかなり高く設定されており、初心者はもちろん、経験者でも5回10回は当たり前のように全滅する(通称:hageる)なかなかハードなゲームバランスとなっております。
もちろん、攻略wikiを見て堅実に進めればこの限りではありませんが。
世界樹1が「広大な世界樹の迷宮をどんどん下に降りていく」ゲームだったので、世界樹4のように迷宮がいくつかに分かれている場合でも「1層クリア」「2層クリア」と、○層呼びで会話するのが慣例となっており、僕もその例にのっとって「5層クリア」とさせていただきました。
せつめいおわり。
さて、5層の最深部にはストーリー上の「表ボス」が待ち受けているのがお約束となっています。
5層クリアという事はコイツを倒したと言う事で、つまり一応の「全クリ」になるわけですね。
しかし全クリして終わりなのかと言えば、そうではない。
5層をクリアした後は、世界樹の「もう一つのお約束」とも言うべき「6層」……裏ダンジョンが待ち受けているのです。
表ボスよりも強い敵がワラワラ徘徊し、雑魚が全力でプレイヤーを殺しにかかってくる裏ダンジョンは歴戦のプレイヤーをも恐怖させ、ダンジョンそのものの雰囲気もまた、他階層とは一線を画すものとなっております。
例えばこれはプレイヤー達冒険者が拠点とする「タルシスの街」。
気球を使った貿易で発展を続けてきた街で、緑豊かな草原に囲まれた爽やかな街です。
こちらは第四迷宮、木偶の文庫。
はるか昔に放棄された書庫の廃墟という設定ではありますが、帝国の支配下に置かれているという事もあり保存状況は良好。あちこちから光が差し込み、本棚に絡みつくツタもあいまってどこか神秘的な雰囲気を醸し出しています。ぶっちゃけていうとラピュタみたいです。
第一~第三迷宮が起承転結の「起・承」ならば、第四迷宮からは「転」でした。
第四迷宮に入るとストーリーが一気に動く。
第四迷宮に入ると戦闘BGMが変わり、新天地に来た気持ちになる。
第四迷宮そのもののBGMも緊迫感と勇壮さに溢れ、とてもテンションがあがる。
では、最後のシメとなる第六迷宮は?
爽やかな草原、鬱蒼とした樹海、過酷な雪原、太古の遺跡……
ときたら、次は一体どうなるのか?
結論から述べると、こうでした
わあー(絶望)
これね、写真だとだいぶ明るく見えますけど、暗いんですよ。
めちゃくちゃ暗いんですよ。
加えてBGMも陰鬱!
陰鬱というか、メロディがほぼ無い!
何かが反響しているような音。
地の底の水たまりで何かが跳ねるような音。
そんなBGMを背に、薄暗い石畳の迷宮を歩く。
錆びなのか血なのか良く分からん物体が付着した本棚の森の中に、自分達の足音だけが木霊する。
正直、怖い。
なんですかこれは?サイレントヒルですか?
地の文さんもね、なんかね、
「…君達が降り立ったのは、木偶の文庫と良く似た遺跡だった。おそらくは同年代に建築され、廃棄されたものと見ていいだろう」
「しかし、この迷宮からは木偶の文庫にあった荘厳な雰囲気は感じられない。かわりに迷宮を満たしているのは深い闇だ」
「迷宮に入って以来、常に誰かに見られているような錯覚さえ覚える。君達は探索を開始する……」
とかね。言ってるんですよ。(文章はうろ覚えです)
コワイ……スゴイコワイ……
ホラー的な雰囲気で言えば1~3含めても最強じゃないかなあ。今回の6層は。
とりあえず頑張って6層を探索してみようと思うんですけど、世界樹プレイする時は基本的にDSにイヤホン繋ぐ派なので恐怖に負けないようにしたいと思います。