ゲーム全般

【懐かしい】ガディウスの昔話をしよう【黎明期】

本日は懐かしきMMORPG、ガディウスの話をしよう。
何故唐突に?と思われるかもしれないが、実際俺としても唐突に脳裏にガディウスの事がよぎったので書くんですとしか言いようがない。
ので、まあ、書く。


■そもそもガディウスってなんぞや
ガディウスとは、今から10年ほど前(10年……)にちょっと流行ったMMORPGである。
どんなタイプのMMOか?を端的に説明すると

「量産型韓国式MMORPG」

と言えばネトゲ好きな人はだいたい想像がつくのではないかと思う。

とにかく敵を倒してレベルを上げる。レベルはやたらと上がりにくい為、同じ敵を何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も倒す必要がある。
あとは申し分程度に生産要素がついているくらいだ。


このゲーム、当時の基準から考えても驚きなのだがPOTの概念が存在しない。いや、解毒POTやら何やらは存在するのだけどそんなのはどうでもいい。POT=回復と言っても良いはずなのに肝心の体力回復POTが存在しない。今はどうなのか知らないが、当時は存在しなかった。
HPは敵からダメージを受けると当然減少するわけだが、減ったHPはVITに応じて自動回復する仕組みだった。つまり、HPが減ったら敵から逃げつつウロウロして自然回復を待てばいいわけだ。いいわけなのだが、強敵に挑むとしょっちゅう瀕死になる為ウロウロしているスキに真横にリポップした別の雑魚に殺されたり、後述のPKに殺されたりする。


何が言いたいのかというと、極めて死にやすいゲームだったと想像してくれればいい。


極めて死にやすい上にEXP的なデスペナもある。
それだけでも十分キツイんだが、よりにもよってこのゲーム、死亡すると装備をすべてその場にドロップして町に戻る仕様だった。
更に驚くべき事に、その場にドロップした装備は誰でも回収可能なのだ。そう、自分以外の誰でも!


敵と戦う。
何らかの問題が発生して死ぬ。
この時点で貴重なEXP、時間換算で30分から1時間分が失われる。
泣きながら死体があった場所に戻ると、そこにはチャットリング(WisやTellを飛ばす為に必要な指輪)がポツンと落ちているだけ。


こういう流れは本当に、本当に日常茶飯事だった。愛用の装備を地面にぶちまけた末、それを他人に持っていかれる。誰が持っていったかは分からない。恐ろしすぎる。

ガディウスの装備は高い。ドラクエでいう「ひのきの棒」ですら、結構高い。剣や鎧などもっての他だ。そんなお高い装備ですら容赦なく持っていかれる。そりゃそうだよね。普通に買うと高い装備が道端に落ちてんだもん。しかも誰もいないんだから、そりゃ拾うよ。その理屈はわかる、わかるんだが、酷い。



殺伐かつマゾい。
MMO中毒のマゾヒストが泣いて喜ぶゲーム、それがガディウスだった。



このゲームのウリは二つあった。
まず一つは、キャラクターのデザインが(当時としては)ポップかつkawaiiデザインだった事。
舌が、いや、眼が肥えた今のゲーマーが「ガディウス」とGoogleイメージ検索したら「プッ。これでポップかよwwww」と吹きだす事だろう。実際俺も吹きだすと思う。しかし当時は!当時はこれでも可愛かったのだ!

なんせ当時パソコンでプレイできるネットゲームといえばDiabloとかそんなのが大半で、しかも数が少なかった。今のようにネトゲが豊富に存在する時代ではなかったのだ。
その中で「ポップでライトな絵柄」の物を探そうとすると、ただでさえ少ない数が更に絞られる。っていうか、多分、そんなもの(ポップでライトな絵柄のネトゲ)は無かったんじゃないかと思う。全部洋ゲーライクな(実際この時期のPCネトゲは殆どが洋ゲーだっただろう)リアルかつガチムチかつ暗い絵柄ばかりだ。

そんな中でガディウスの登場は衝撃だった。
みんなポップな絵柄に飢えていたのだ。当然みんな飛びついた。

一応、ポップでライトなネトゲとしてはドリキャスのPSOがあり、これは丁度ガディウスの前の年に流行った。とても流行った。これはまあ、詳しく説明するまでもないだろう。
っていうかPSO2はまだですかね?ゲームバランスとか大丈夫なんですかあれ?評判を聞いてるとちょっと心配なんですが。PSPo2iとか見てもあまり良いバランスとは言えないし、まさかPSUの二の舞になったりは……



ええと、PSO。
これはとても流行り、それまでネットゲームという存在を知らなかった人間に「ネトゲの面白さ」を植えつけた。そこまではいい。
しかしPSOのver2が出てから1年近くたっている事もあり、PSOは徐々に過疎りはじめていた。丁度そんな時期に、ガディウスは格好の「移住先」としてこの世に降臨したのだ。

しかも最初のうちはβテストだったので、プレイは無料。
しかもグラフィックがポップ。
当然みんな飛びついた。
これが一つ目のウリだ。



もう一つのウリはPvP。
正しくは「PK」。
このブログを読まれている方で「PK」の意味を知らない人はいないと思うのでそこは割愛する。


昔のMMOはDiablo他の古典的ネットゲームを参考にしているケースが多い。PSOも伝説的ローグライクMOのDiabloを参考にしたそうだ。
ガディウスも例に漏れずUltimaだかDiabloだかEverQuestだかまあそこら辺を参考にしたらしく、モンスターだけでなく他プレイヤーをPKする、すなわち殺す事ができた

ただ、ガディウスのPKは普通のPKとは少し違った。
ガディウスはキャラクター作成時に国を選ぶ事が出来、かつ【敵国の人間を殺してもペナルティがない】というシステムになっていたのだ。
ここが他ゲーのPKとは違うところだ。今はどうか知らないが、ガディウスが出てしばらくこういったシステムのネトゲは存在しなかった。

つまり

「敵国民をいくら殺してもOK!むしろゲーム設計的に歓迎なのでバンバン敵国民を殺せ!モンスターを殺してレベルを上げ、敵国民を殺して装備品を奪え!一人の敵国民がいたら4人の自国民で取り囲み、抹殺せよ!」


という設計のネットゲーム。それがガディウスなのだ!
昨今の日韓軋轢を考えると正直とても怖い



ああ、そもそもPKのペナルティを説明していなかったので説明しよう。
ガディウスには「キルカウント」システムがあり、自国の人間を殺すとキルカウントが1増える。これがペナルティだ。

30人(だったかな)殺すと名前の横に黄色いドクロマークが付き、「私は自国の人間を殺して回る狂人ですよ」とみんなにアピールする事ができる。
確かこの状態でデスペナルティだかアイテムの売買値に補正がかかったと思うんだけど、詳細は忘れた。

100人殺すと黄色いドクロが赤いドクロにグレードアップし、「私はすごい狂人ですよ」とアピールする事ができる。
そして赤ドクロの状態で町に入ろうとすると、街の入り口に立っているガードに殺される。
殺された後はどうなるか?Lv60でも楽に死ねるモンスターが山ほど徘徊している危険な「流刑地」に飛ばされるのだ。
当時はLv30~40で十分廃人レベルだった。Lv60でも楽に死ねる、という土地はまさに「犯罪者を収容する為の流刑地」と言って良いだろう。


幸か不幸か、キルカウントは1時間ごとに1減る。100人殺したら100時間経てば罪は消えるわけだ。
従って、流刑地に飛ばされた人間はボーッと海でも眺めながらキャラクターを放置するしかない。
嫌な意味でクソリアルな仕様だった。


まあ、流刑地の中でも普通にモンスターを狩れる地帯というのはあったりする。
流刑地には人が殆どおらず、モンスターを独占できる。ゆえに、人が多すぎて芋洗い状態の下界の狩場を避け、あえて罪を犯して流刑地に来て快適にレベリングをするという人間もいたようだ。
いたようだというか、俺が実際そのクチだった。エスポワール号のカイジのように知り合いと2人でペアを組んで交互に殺しあってキル100を稼ぎ、下界の1.5倍くらいという微妙な速度でレベリングした記憶がある。
幸い、カイジのように知り合いに裏切られる事はなかった。



ペナルティ部分の説明が長くなってしまったけれど、とにかくそんな感じのシステムだった。
二つ目のウリはPK。しかも敵国民PK(EK)と通常PKが混ざったカオスなシチュー。
更にユーザーイベントとして大規模な「戦争」も行われ、PK方面は非常に盛んだった。
PvPが好きな人、今で言うところのFEZあたりが好きな層はココに惹かれて集まっていた。

かくして、「kawaii絵柄」と「殺伐としたPKシステム」の二刀流で黎明期真っ最中の日本のPCネトゲ市場に殴りこんできたガディウスは、またたく間に大量のユーザーを獲得したのだ。
当時高校生だった俺がプレイしていたのはまさにガディウスのβ版がはじまったばかりの頃だった。



と、ここまで書いたところで正直面倒くさくなってきたのでここでポストしてしまおうと思う。
まあまずいないとは思うのだけど、続きが読みたい元ガディウサー(造語)が居るならば書こう。
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by Atrandom44 | 2011-11-06 06:06 | ゲーム全般

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