ゲームも中盤(ストーリー的には後半にかかってるだろうけどオマケ要素を含めるとまだ中盤という意味で)まで来たので、ガンビットシステムに対して批評を述べてみようかと。
FF12はPC1名(リーダー)とNPC2名(ガンビットによるオート操作)を組み合わせて戦闘を行います。
このガンビットは実によく出来てる(というかプログラムの制御部分をそのままガンビットとしてシステム化している)と思う。思うんだけど、やっぱりオート戦闘である以上下記のような不満は出てくるわけで・・・
■ガンビットの手に入る時期が遅い
例えばドレインを使う場合
「自分のHPが50%を切ったら > (目の前の敵に対して)ドレイン」
というように設定するんだけど、この「if ○○」部分のガンビットを手に入れないと上記の条件は組めないわけです。で、それが手に入るのが非常に遅かったりすると
「あー、この条件設定があればこういうガンビットが組めるのになあ。いつ手に入るんだろうなあ。げっゲーム終盤かよ!ふざけんなよ!」
とイライラするわけで、そこがとても残念。
なお、うちのパンネロさんは魔法メインで運用していたのですが「もし自分のMPが○○%以上(以下)だったら」という条件のガンビットが手に入るのはゲーム中盤あたり。
つまり序盤のうちは「MPが50%以上なら魔法」「50%未満なら殴り」という極めて簡単な設定すら満足に出来ず、つまるところガンビットONにしたが最後MPが尽きるまで魔法を撃ち続ける頭が哀れな子となっておりました。
ガンビットはオート戦闘の基礎になるんだから、それこそ全ての条件のガンビットを最初から販売してもいいと思うんだけどなあ・・・チマチマ小出しに入手していく意味がわからんよ。
「もし相手が風弱点だったら>エアロ」とかは便利だからそこらへんは隠しガンビット扱いにしてもいいと思うけど、それでもゲームバランスが劇的に変わるわけではない(プレイヤーサイドに組む能力がないと宝の持ち腐れ)し、やっぱり最初からガンビットの条件は全解放でよかった気がする。
■ガンビット設定の幅が狭い
ガンビットは「もし(条件)なら>(アクション)」という1段階設定、即ちif文単体での運用しか出来ないので、下記のように複数の条件を入れ子にする事が出来ないのが少々キツイ。し、悲しい。
・アンデッド以外にドレインしたい
「自分のHPが50%を切り」「かつ敵がアンデッドではない場合」「目の前の敵に対してドレイン」
・MPが無い時は万能薬で済ませたい
「味方の誰かが状態異常になり」「かつ自分のMPが20%以上の場合」「対象にエスナ」
「味方の誰かが状態異常になり」「かつ自分のMPが20%未満の場合」「対象に万能薬」
・HPが減っている仲間が複数いる場合と単体の場合で行動を変更
「HP40%以下の仲間が」「1名いる場合」>「ケアルダ(単体)」
「HP40%以下の仲間」「2名以上いる場合」>「ケアルラ(範囲)」
・自動リンク処理
「自分の半径10m以内に」「HP=100%の敵が3匹以上いる場合」「リーダーの敵以外にスリプル」
こういう設定ができるとね、バトルもいっそう楽しかったと思うんですよ・・・容量の関係で難しいと思うけどさ。